ニューふね

イベント

入船 23

「入船」は、効果音、ナレーション・民話・インタビューなどの音声ガイドを手がかりに、夜の水路を体験するツアー・パフォーマンスです。観客は船に乗り、さまざまな出来事の断片を追いながら、都市の裏側を巡ります。ツアーと音響を構成するのはアーティストの梅田哲也。客船は ship of fools。4年振り6度目の開催となる今回、楽曲と音声のゲストとして、音楽家で文筆家のイ・ランを迎えます。

撮影:西光祐輔
撮影:西光祐輔

出演者プロフィール

梅田哲也 / Tetsuya Umeda
建物の構造や周囲の環境から着想を得たインスタレーションを制作し、美術館や博物館、オルタナティブな空間や屋外において、その場でしか成立しえない現象としての時間を演出する。パフォーマンスでは、普段行き慣れない場所へ観客を招待するツアー作品や、劇場の機能にフォーカスした舞台作品、中心点をもたない合唱のプロジェクトなどを国内外で発表。近年の個展・公演は「梅田哲也 イン 別府『O滞』」(別府、2020-2021年)、「うたの起源」(福岡市美術館、2019-2020年)、「リバーウォーク」(京都中央信用金庫旧厚生センター、2022年)、「9月0才」(高槻現代劇場、2022年)など。水路や河川のクルージング・パフォーマンス《入船》を2015年より不定期で開催。関連で一級小型船舶操縦免許を取得し、造船所で出会った船の修理工の富永さんからロシア産小型船"YUZU号"を譲りうけた。siranami.com

梅田哲也 / Tetsuya Umeda

イ・ラン / 이랑 / Lang Lee
1986年ソウル生まれ。ミュージシャン、エッセイスト、作家、イラストレーター、映像作家。16歳で高校中退、家出、独立後、イラストレーター、漫画家として仕事を始める。その後、韓国芸術総合学校で映画の演出を専攻。日記代わりに録りためた自作曲が話題となり、歌手デビュー。2ndアルバム『神様ごっこ』(国内盤はスウィート・ドリームス・プレスより)で、2017年韓国大衆音楽賞「最優秀フォーク楽曲賞」を受賞。3rdアルバム『オオカミが現れた』で2022年韓国大衆音楽賞「今年のアルバム賞」を受賞。最新著作はいがらしみきお氏との往復書簡『何卒よろしくお願いいたします』(甘栗舎訳、タバブックス)。そのほかの著作に『話し足りなかった日』(呉永雅訳、リトル・モア)、『アヒル命名会議』(斎藤真理子訳、河出書房新社)、『悲しくてかっこいい人』(呉永雅訳、リトル・モア)、『私が30代になった』(中村友紀/廣川毅訳、タバブックス)。ストリート出身17歳の猫、ジュンイチの保護者でもある。

イ・ラン / 이랑 / Lang Lee

加藤至 / Itaru Kato
1985年大阪府生まれ。08〜12年まで「Contact Gonzo」のメンバーとして活動。09年〜 星野文紀・吉田祐と共にアーティストグループ「hyslom」の活動を開始。身体を用いて土地を体験的に知るための遊び「フィールドプレイ」を各地で実践し映画、展覧会、パフォーマンス作品として発表する。

加藤至 / Itaru Kato

坂井遥香 / Haruka Sakai
2014年野外劇で知られる大阪の劇団 維新派に入団し、2017年解散までの作品に出演。2018年岩手県陸前高田市で滞在制作された映画「二重のまち/交代地のうたを編む」(監督:小森はるか+瀬尾夏美)に参加。近年の出演作に kondaba「ナイトスポット」、梅田哲也「9月0才」「リバーウォーク」、孤独の練習「アノニム」など。場所や土地と関わりを持ちながらつくる作品に縁・興味がある。

坂井遥香 / Haruka Sakai

朗読サロン・ことゆら
2015年から高槻で活動している朗読サロンです。「ことゆら」というのは「語られる言葉が、聞き手の心に響く」という意味を込めた名称です。また、「ことのは ゆらゆら こころにゆれて やまとことばの めんめんと ときのながれの あぶくのごとく かつきえかつはむすびたる ゆかし ことゆら いざ ことあげす さきく ことゆら いざ ことあげす」を、サロン立ち上げのモットーにしました。最初は3名で始めたのですが、2016年より開催している朗読会を経て、現在は7名で活動しています。

ヌートリア
第二次世界大戦直前の1939年に軍服の毛皮の材料として輸入され、戦時中には毛皮や食用として養殖されるようになる。終戦後に大量に屠殺・放逐(ほうちく)されたことで野生化しはじめた。1950年代の毛皮ブームで飼育が再流行するも、その後の毛皮価格の暴落に伴い、また、多数の個体が野に放たれ、野生化するようになった。

ヌートリア

イベント詳細

【日時】
2023年3月16日(木) ①18:30〜完売 ②20:30〜完売
2023年3月17日(金) ①18:30〜完売 ②20:30〜完売
2023年3月18日(土) ①18:30〜完売 ②20:30〜完売
2023年3月19日(日) ①18:30〜完売 ②20:30〜完売
<追加公演>2023年3月20日(日) ①19:00〜完売 ②21:00〜完売

【内容】
所要時間 約90分
環境や水中からのライブ音、数名のキャストによる音声と共に、大阪の水路を巡るツアー・パフォーマンスです。夜の都市の裏側を眺めながら、日常と非日常が交差します。
※アーティストのライブ出演・船上でのライブ演奏はありません。

【集合・到着場所】
中之島公園内ローズポート船着場
(〒530-0005 大阪府大阪市北区1丁目阪神高速1号環状線下)

【料金】 3,500円(ドリンク付)

【定員】各回25名

【申し込み】コチラ ※2月17日(金)正午より発売開始

※乗船についての詳細につきましてはご購入者さまに追ってご連絡さしあげます。
※理由の如何を問わず、チケット購入後のキャンセルや変更はできません。十分にご検討後、ご購入ください。
※天候および潮の高さによって運行開始時間が遅延する場合がございます。お時間に十分な余裕をもってご参加くださいますようお願い申し上げます。
※雨天により便のキャンセルが出た場合は2023年3月20日(月)の振替公演便にご乗船いただけます。振替公演便へのご乗船が難しい場合、チケット代金を返金いたします。

【問い合わせ】

【主催】7つの船実行委員会

【助成】公益財団法人セゾン文化財団

【協力】
Sweet Dreams Press、柳本牧紀、大倉憲斗、東岳志、中尾微々、奥成日海、西松秀祐、船川翔司、四貫島PORT、モトタバコヤ

入船2019
撮影:西光祐輔

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